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副作用はある?AGA治療薬の種類や効果について解説

2025年3月4日

AGA治療薬にはどんな種類があるのか、またAGAに対してそれぞれの内服薬はどのような効果があるのかを解説します。

AGA治療薬によっては、血圧低下や発疹、多毛症、性欲減退、勃起不全などの副作用があるケースもあるため、AGA治療を検討中の方はぜひご一読ください。

目次

  • 1 AGA治療薬とは?種類や効果と副作用について
  • 2 AGA内服薬の副作用
  • 3 AGA内服薬1:フィナステリド
  • 4 AGA内服薬2:ミノキシジル内服薬
  • 5 AGA内服薬3:デュタステリド
  • 6 AGA内服薬の種類
  • 7 AGA治療薬の選び方
  • 8 AGA内服薬の個人輸入のリスクについて
  • 9 内服薬と今後のAGA治療
  • 10 AGA治療薬に関してよくある質問

AGA治療薬とは?種類や効果と副作用について

AGA治療薬とは、AGA(男性型脱毛症)の症状の進行を抑制し、髪の毛の成長を促進して薄毛を改善するお薬のことです。抜け毛を抑えるフィナステリドとデュタステリド、発毛を促進するミノキシジルの3種類の治療薬があり、それらのAGA治療薬は私たちがよく使う風邪薬や頭痛薬とは全く異なる副作用を持っています。あらかじめその効果や副作用について知っておくと、安心してAGA治療薬を服用できますし、副作用が出ても医師に内服していることを説明できるようになります。

ここでは、AGA治療薬の作用機序や効果、服薬方法、副作用などについて説明していきます。

AGAとは

まずAGA内服薬について説明する前に、AGAの原因から簡単におさらいしていきます。

AGAは、血液中に含まれるテストステロンと呼ばれる男性ホルモンに毛根周囲にある5α-リダクターゼが作用することで、DHT(ジヒドロテストステロン)という脱毛の指示を出す髪にとっての悪玉男性ホルモンに変化する事で起こります。

AGAの効果的な治療法とは

そのDHT(ジヒドロテストステロン)がヘアサイクルを乱す指示を出すことによって、髪が「太く」成長することなく、「細くて」「短い」状態で抜けてしまうことで薄毛が進行していきます。

AGA(男性型脱毛症)のメカニズムについて詳しくはこちらをご覧ください。

関連: AGAとは?抜け毛や薄毛の原因と治療法

AGA内服薬は、AGAの原因となる「DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制して抜け毛を防ぐ薬」と「太く長い髪の発毛を促す薬」の役割の異なる2種類の薬があります。

AGA治療薬の種類

AGA治療薬には、内服薬と外用薬の2種類があります。

内服薬とは、錠剤などを口から飲んで作用するお薬のことです。代表的なお薬としては、プロペシアやザガーロが挙げられます。血中濃度を一定に保つために、治療薬を内服する時間を決めて毎日服用するのが基本です。

外用薬とは、患部に直接塗って作用するお薬です。代表的なお薬としては、ミノキシジル外用薬が挙げられます。ミノキシジル外用薬はローションタイプやリキッド、ゲルタイプがあり、脱毛部全体に軽くマッサージをしながら塗布していきます。なお、ローションタイプは垂れやすいので少しずつ使うのがコツです。

AGA内服薬の副作用

風邪薬などの他のお薬と同様にAGA治療薬にも副作用があります。特に発毛薬として処方されるミノキシジルは元々血管を拡張して血圧を下げるための血圧降下剤として開発されたものですので、循環器系に重篤な副作用が出る場合があります。

そのほか、AGA治療薬によっては、下記のような副作用が出るケースがあります。

  • 発疹多毛症
  • 性欲減退
  • 勃起不全
  • 頭痛
  • 抑うつ気分
  • 腹痛、下痢
  • 肝機能障害

その為、必ず医師の診察の上で服用の可否を確認し処方を受けて下さい。

AGA内服薬1:フィナステリド

フィナステリドはオルガノン株式会社(旧 MSD製薬/旧 万有製薬)が2005年に日本国内初のAGA治療薬として「プロペシア」という商品名で発売され、時を同じくしてお笑いタレントの爆笑問題を起用した啓蒙CMを放映することでAGA(男性型脱毛症)という言葉を広く国内に認知しました。

プロペシアはプロペシア錠0.2mgとプロペシア錠1㎎の2種類があり、0.2mgと1mgの数字はお薬の有効濃度を示しています。

フィナステリドの効果

フィナステリドに含まれる成分はAGA(男性型脱毛症)の進行を遅らせる効果があり、脱毛の進行を抑制することが期待できます。

なお、AGAを含む全ての薄毛に効果がある訳ではなく、その効果はAGAのみに認められます。

また、20歳未満での安全性や有効性は確立されておらず、女性が服用した場合には重篤な副作用がある為、成人男性のAGA治療に適切な治療薬と言えます。

日本皮膚科学会の「男性型脱毛症診療ガイドライン」によると

● 内服期間1年で*「58%」
● 内服期間2年で*「68%」
● 内服期間3年で*「78%」

とAGAに対する改善効果が高かったと示されており、現代医療において最も基本的なAGA治療薬といえるでしょう。

参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017」

*プロペシア錠1㎎での改善効果

フィナステリドの作用機序

先ほど説明した通り、フィナステリドにはAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑える効果があります。

このDHT(ジヒドロテストステロン)には男性ホルモンの「テストステロン」が関係しており、本来男性らしい身体づくりや健康のためになくてはならないのがテストステロンです。

しかしながら、体内に存在する「5α-還元酵素」と呼ばれる酵素が作用することで、抜け毛を促すDHT(ジヒドロテストステロン)へと変わってしまいます。

AGAの効果的な治療法とは

「テストステロン」と「5α-還元酵素」にアプローチし、DHTの生成を防ぐ事がフィナステリドの役割です。

フィナステリドの服薬方法

フィナステリドは原則として1日1回就寝前もしくは同じ時間に服用します。必要に応じて投与量を増量することもできますが、1日1mgを上限として医師の服薬指導のもとで調整が必要です。

なぜ1日1回同じ時間に服用するかというと、フィナステリドに限らずお薬には有効血中濃度という考え方があり、お薬の効果が体内で発現する血中濃度帯があります。その血中濃度を一定に保つ為に1日1回同じ時間に服用することが重要とされています。

また、フィナステリドはDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制し、徐々にヘアサイクルを元の周期に戻すことでAGAの進行を抑制することから、服用してから急激な変化が確認できる薬ではなく、通常6ヶ月の連日投与が必要と言われています。

参考: オルガノン株式会社 プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1.0mg添付文章 2023年8月改訂(第19版)

フィナステリドの副作用

フィナステリドの副作用は、非常に少ないともされており臨床試験において現れる症状も1%以下とされています。

以下のような症状が副作用として報告されています。

  1~5%未満 1%未満 頻度不明
過敏症     瘙痒症、蕁麻疹、 発疹、血管浮腫 (口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)
生殖器 リビドー減退 勃起機能不全、射精障害、精液量減少 睾丸痛、血精液症、男性不妊症・ 精液の質低下 (精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等)
肝臓     AST(GOT)上昇、ALT(GPT) 上昇、γ-GTP上昇
その他     乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

参考: オルガノン株式会社 プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1.0mg添付文章 2023年8月改訂(第19版)

フィナステリドの禁忌

禁忌とは、ある医薬品を投薬すべきでない患者や状態を指す言葉です。

フィナステリドは比較的に副作用が少ない薬とされている薬剤ですが、妊娠中または、その可能性がある女性にプロペシア(フィナステリド)を投与すると、男性ホルモンの低下により男子胎児の生殖期間、発育に悪影響を及ぼす恐れがあるとされています。

そのため、年齢は問わず女性への内服薬の投与は禁忌とされています。

また、フィナステリドは服用するだけでなく皮膚表面から吸収される事で同様の作用が認められる為、薬に触れる事も禁忌とされており、男性が服用する際も薬の管理自体をしっかりとする必要があります。

フィナステリドの入手(処方)方法

フィナステリドを服用して治療を行うには、医療機関(皮膚科・AGAクリニック)にて処方を受ける必要があります。

AGAクリニックでの処方は保険診療の医療機関と同様に医師が診察を行った上で薬が処方され、基本的には1ヶ月分の薬が処方されます。

稀に3ヶ月分や半年分などとまとめて処方するAGAクリニックもありますが、薬の効果や副作用など、特に治療を初めて行う場合は自分自身でそれらを客観的に判断することが難しい為、毎月医師の診察のもとに服薬を開始した方が安全で効果的なAGA治療が可能です。

フィナステリドのジェネリックの種類

2005年より販売されているフィナステリドの先発薬であるプロペシアの特許が期限切れになった為、ほぼ同時に各メーカーが後発薬であるジェネリック薬を販売し始め、2019年に約10種類程度のジェネリック医薬品が発売されました。

薬品名 メーカー 処方量
フィナステリド錠「ファイザー」 ファイザー 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「クラシエ」 大興製薬 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「サワイ」 沢井製薬 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「トーワ」 東和薬品 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「SN」 シオノケミカル 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「TCK」 辰巳化学 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「武田テバ」 武田テバファーマ 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「FCI」 富士化学工業 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「RTO」 リョートーファイン 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「SKI」 小林化工 0.2mg/1mg

フィナステリドについて詳しくはこちらの記事をご覧ください

プロペシア(フィナステリド)の効果や副作用について
関連記事プロペシア(フィナステリド)の効果や副作用について
2024.12.19

AGA内服薬2:ミノキシジル内服薬

内服薬としてのミノキシジルは男性型脱毛症診療ガイドラインにてD判定(行うべきではない)を受けており、有用性に関しては臨床試験が実施されていない理由からD判定となっています。

しかしながら、現在AGA治療を専門におこなっているほとんどのクリニックでは、発毛効果の高さから海外で製造されたミノキシジルの内服薬を輸入の上で処方を実施するという現実があります。

なお、医師によるミノキシジル内服薬の輸入に関しては、医療法に基づき、医師の裁量権の中で患者に処方しても全く問題がないとされています。

ミノキシジル内服薬の効果

ミノキシジルは元々血管拡張剤として開発された成分で、後に副作用として多毛が確認できたことから研究が始まり、効果の検証が行われました。

その効果は前述したフィナステリドとは異なり、髪の肥料ともいえる成長因子の分泌を促す事で髪を長く太く育てるというものです。

ミノキシジル内服薬の作用機序

実はミノキジルの作用機序は全て医学的に明らかになっている訳ではありません。しかし現代医学では、毛乳頭細胞からの*1VEGFなど細胞成長因子の産生促進による効果が有力とされています。

参考:日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)119,167~174(2002)|ミノキシジルの発毛作用について

*1VEGF「血管内皮細胞増殖因子」
血管形成(血管がないところに新たな血管を作り出すこと)および、血管新生(既存の血管から分枝伸長し、血管を形成すること)に関与する成長因子。

ミノキシジル内服薬の服薬方法

服用方法については、処方を受けたAGAクリニックの指示に従う必要があります。1日1回の服用の場合や朝晩1日2回の服用の場合など様々なケースが考えられますが、必ず医師の指示を受けて服薬しなければなりません。

また、服薬時にはアルコールの摂取やサプリメントの摂取など、様々な注意点についてもきちんと医師から指示を受ける必要があります。

なお、AGAはヘアサイクルの乱れで起こるものであり、ヘアサイクルが乱れたままの状態でミノキシジルだけを服用しても、発毛を促して髪を太く長く成長させる前に髪が抜け落ちてしまう為、フィナステリドと併用することが現代のAGA治療では一般的とされています。

ミノキシジル内服薬の副作用

ミノキシジルは、元々血管を拡張して血圧を下げるための血圧降下剤として開発されたものです。

その副作用として偶然多毛の効果が発見されたことからAGA治療の分野で利用されることになったので、血圧を下げるリスクがあるとされています。

また、内服薬であることから有効成分が全身を巡るため、軽度の体毛増加の副作用が確認されたケースもあります。

特にミノキシジルは海外の製薬会社の薬ですので、フィナステリドと同様に医師の指導のもとで服用することが必須です。

ミノキシジル内服薬の禁忌

内服薬のミノキシジルについては国内の認可が無いため明確に禁忌について言及をすることは困難ですが、外用薬のミノキシジルについて大正製薬のリアップx5の禁忌を確認すると、

●女性(5%の場合):日本人女性における安全性がミノキシジル5%では確認されていません。

●未成年者(20歳未満):国内での使用経験がありません。

●壮年性脱毛症(AGA)以外の脱毛症:ミノキシジルは壮年性脱毛症(AGA)のみ有効

●脱毛が急激であったり、髪が斑状に抜けている人:壮年性脱毛症(AGA)以外の可能性が高い。

参考:リアップX5|大正製薬

上記のような内容が確認でき、少なからず内服薬でも同様の事がいえるでしょう。しかしながら、これらはあくまで外用薬での禁忌や副作用に過ぎないので、必ず処方を受けた医療機関に内服薬での副作用や禁忌もしっかりと確認を取って下さい。

ミノキシジル内服薬の入手(処方)方法

ミノキシジルの内服薬は国内で認可が下りていない為、一般の皮膚科などで入手することができません。
故に、ミノキシジル内服薬を処方しているAGAクリニックにて処方を受ける必要があります。

ミノキシジルの内服薬について詳しくはこちらをご覧ください。

関連: ミノキシジルとは?内服薬と外服薬の違い、効果と副作用について

AGA内服薬3:デュタステリド

2016年にグラクソ・スミスクライン社から新たにAGA治療薬としてデュタステリド(薬品名:ザガーロ)が発売されました。

ザガーロの主成分であるデュタステリドは2015年に厚生労働省に認可され、2016年から臨床医療の現場でも使用されるようになり、男性型脱毛症診療ガイドラインではA判定(行うよう強く勧める)とされています。

デュタステリド(ザガーロ)の形状は軟カプセル剤であり、0.1mgと0.5mgの2種類があります。

デュタステリドの効果

基本的にはフィナステリドと目的は同じで、AGA(男性型脱毛症)の進行を遅らせる効果があり、脱毛の進行を抑制することが期待できます。脱毛の進行を抑制するという意味ではフィナステリドと同じですが、その仕組みが異なります。

具体的に異なる点は5α-還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、Ⅱ型のみに作用するのがフィナステリド、Ⅰ型とⅡ型の両方に作用するのがデュタステリドである点です。

なお、この作用の点だけを鑑みるとフィナステリドよりデュタステリドの方が優れているように感じますが、決してそうとは限りません。

5α-還元酵素のⅡ型は頭部の毛根に多く由来する為、AGAと強い相関を示すとされていますが、Ⅰ型に関しては全身の毛根に由来している為、AGAとの相関はそこまで強くないとされています。

また、デュタステリド自体は国内でザガーロという薬品名でグラクソ・スミスクライン社から販売が始まって数年しか経っていないため、実際の治療現場での臨床データの数も少なく、フィナステリドとデュタステリドのAGA治療の効果の優劣は明確になっていないのが現状です。

デュタステリドの作用機序

デュタステリドは「テストステロン」と呼ばれる髪にとっての悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)に変換される過程に関与するとされており、Ⅰ型/Ⅱ型の5α-還元酵素を共に阻害することで、DHTの産生を抑制します。

Ⅰ型/Ⅱ型の5α-還元酵素をブロックする事で、抜け毛防止の効果をより高く期待できるとされています。

デュタステリドの服薬方法

成人男性の場合、通常はデュタステリドの0.1mgを1日1回経口投与します。なお、必要に応じて0.5mgを1日1回経口投与します。

口腔内や咽頭の粘膜を刺激することがあります。カプセルは噛んだり、開けたりせずに飲み込みましょう。服用のタイミングは問いません。服用を忘れないためには、毎日規則正しい時間帯での服用がおすすめです。

デュタステリドの副作用

デュタステリドの副作用に関しては、臨床試験において、以下のようなものが報告されています。

  1~5%未満 1%未満 頻度不明
過敏症   発疹 蕁麻疹、アレルギー反応、そう痒症、限局性浮腫、血管浮腫
精神神経系   頭痛、抑うつ気分 浮動性めまい、味覚異常
生殖系および乳房障害 性機能不全(リビドー減退、勃起不全、射精障害) 乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感) 精巣痛、精巣腫脹
皮膚     脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症
消化器   腹部不快感 腹痛、下痢
その他     倦怠感、血中クレアチンホスホキナーゼ増加

出典: 医療用医薬品 : ザガーロ添付書情報

デュタステリドの禁忌

プロペシアと同様で、妊婦が服薬すると男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすことがあり、服用することも触れることも禁忌とされています。

デュタステリドの入手(処方)方法

厚生労働省の認可が下りているデュタステリド製剤であるザガーロは一般的な皮膚科及びAGAクリニックにて処方を受けることが可能です。

デュタステリドについて詳しくはこちらをご覧ください。

デュタステリドの効果および副作用について
関連記事【医師監修】デュタステリドとは?効果や副作用、服用方法を解説
2025.03.27

デュタステリドのジェネリックの種類

デュタステリドの特許は2016年にザガーロを発売したグラクソ・スミスクライン社が保有していましたが、2020年10月に国内での特許期間が満了しました。その為、それ以降に様々な製薬会社が後発薬であるジェネリック薬を販売し始め、2024年現在は12社の製薬会社から発売されています。今回はその一部を紹介します。

薬品名 メーカー 処方量
デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」 東和薬品 0.5mg
デュタステリドカプセル0.5mgZA「サワイ」 沢井製薬 0.5mg
デュタステリドカプセル0.5mgZA「YD」 陽進堂 0.5mg
デュタステリドカプセル0.5mgZA「SN」 シオノケミカル 0.5mg
デュタステリド錠0.5mgZA「NS」 日新製薬 0.5mg
デュタステリド錠0.5mgZA「FCI」 富士化学工業 0.5mg

先発品の「ザガーロ」の剤型はソフトカプセルですが、デュタステリドのジェネリック薬品の中には剤型が異なり錠剤の物も販売されています。

AGA内服薬の種類

基本的に医療機関でAGA治療に対して処方される内服薬は「フィナステリド」「ミノキシジル」「デュタステリド」の3種類で、それぞれ異なる効果と副作用がありますのでそれぞれ詳しく解説をしていきます。

AGA治療薬の選び方

AGA治療薬は全種類を使用すればよいというわけではありません。AGAの進行スピードや悩みで選び方や薬の濃度が異なります。AGA治療薬は、以下の3つのポイントに沿って選ぶのがおすすめです。

  • 自分がどこまで改善したいのかで選ぶ
  • 薄毛について悩んでいるポイントで選ぶ
  • 体質に合った薬を処方してもらう

自分がどこまで改善したいのかで選ぶ

AGA治療をするにあたり、ご自身のAGAをどこまで改善したいのか考えてみたことはありますか?例えば、抜け毛が気にならなかった20代の頃に戻したいと思う30代の方と40代の頃の毛量に戻したいと思う50代~60代の方では、当人が考えるゴールが異なります。

また、AGAが進行しているステージによってもどこまで改善したいかという願いはそれぞれです。

ハミルトン・ノーウッド分類

例えばステージⅡの方がステージⅠまで改善したいという場合とステージVからステージⅠに改善したい場合では治療薬が異なる場合がございます。

まずはご自身がどの程度までAGAを改善したいのか、医師と共に治療のプランとそのゴールを決めることが大切です。

薄毛について悩んでいるポイントで選ぶ

AGA治療薬には「抜け毛を予防する治療薬」と「発毛を促す治療薬」の2種類があります。

1つ目でご紹介した「自分がどこまで改善したいのか」が決まったら、次に薄毛についてどんなことで悩んでいるのかで治療薬を選ぶと良いでしょう。

例えば抜け毛が多くて悩んでいる、ボリュームアップにつなげたいなど悩みは人それぞれです。目的によって治療薬も異なりますし、濃度も調整して処方する必要がありますので、医師と綿密な治療計画を立てるようにしましょう。

「何の治療薬が欲しいですか?」と選択させるクリニックも中にはありますが、言われた治療薬をただ処方するようなクリニックではなく、どんなことに悩んでいるのかをきちんと把握した上で濃度調整をしながら治療が可能な病院を選択することがご自身の身体を守るために必要です。

体質に合った薬を処方してもらう

AGA治療を行う際に、ミノキシジルという成分の内服薬を処方する場合があります。これは血管を拡張させることで髪の毛の成長を促す目的で処方される発毛薬ですが、誰でも内服できる治療薬ではありません。血管拡張作用があるため、心臓の悪い人や低血圧の人には処方してしまうと危険な治療薬です。

また、AGA治療薬は長期にわたって内服し続ける治療薬ですので、肝臓に負担のかける可能性が大いにあります。そのため、もともと肝臓が悪い方や未成年の方は内服できないことがあります。

AGA治療薬に限りませんが薬は体質によって合う合わない、効く効かないが誰にでも起こり得ます。以前に内服していた治療薬でも、きちんと効果が出ているかどうかを確認していく必要がありますし、副作用が出ないとも言い切れません。

処方された治療薬を服用し続けるべきかどうか、医師と相談しながら決めていくと良いでしょう。そのためにも相談できる医師に聞くことが大切です。

AGA内服薬の個人輸入のリスクについて

医療機関で処方されるAGA治療の内服薬を紹介してきましたが、どちらも医師の処方のもと服薬するお薬の為、通院せずに服薬をすることは出来ません。

また、個人輸入という手段で通信販売を行う業者も存在しますが、様々なリスクが伴う為、厚生労働省からも注意喚起が促されています。

参考:厚生労働省| 医薬品等の個人輸入について

海外の個人輸入したお薬は医師に診断の上で処方されるわけではないため、中には偽造品(偽物)があるケースも報告されています。

また副作用が出た場合、海外から個人輸入された未承認薬は救済の対象に一切ならないため、健康被害が出た際も全て自己責任となります。それに対し国内の処方薬であれば、「医療品副作用被害救済制度」が適用されるので様々な補償にてカバーされます。

個人輸入は法律に抵触している訳ではありませんが、AGA治療薬に限らず薬には副作用が必ず伴うので、医師の指導のもとで安全に安心してAGA治療に取り組むようにしましょう。

内服薬と今後のAGA治療

前述の通り、現在のAGA治療薬は「フィナステリド」「ミノキシジル」「デュタステリド」の3種類で今後直近で新薬が発売されるなどの発表はありません。

しかしながら、現代のAGA治療が今後発展をしないということでは一切なく、現在様々な機関で幹細胞やIPS細胞などの研究が行われ、毛髪の再生医療は日々進歩しています。

IPS細胞については、2012年に京都大学の山中教授がノーベル賞をとったことは皆さんもご存知でしょう。

そのため現在AGAの治療は「フィナステリド」「ミノキシジル」「デュタステリド」の3本柱に頼るしかありませんが、違った形で今後もAGA治療はさらに発展していくと思われます。

銀座総合美容クリニックでは「常に患者さん目線でのクリニック運営」「患者満足度のより高いAGAクリニックを目指す」をクリニックの運営理念に掲げ薄毛に悩む患者様と日々真摯に向き合っており、無料カウンセリングを対面・オンラインともに常時承っております。

AGA治療薬に関してよくある質問

AGAの治療薬に関してよくある質問をまとめました。

AGAの薬をやめるとどうなる?

AGAの薬をやめてしまうと、それまで飲み続けていたことで正常な髪の毛が発毛していた場合も再度AGAを発症し薄毛になってしまいます。AGAの治療薬は続けることで効果が得られ、きちんと効果が得られるまで続けることで最終的にAGAの改善に至ります。それまで積み重ねた効果を失わないよう、自己判断で勝手に服用を中止しないようにしましょう。

関連: AGAは発症したら終わり?治る?治療は一生継続すべきなのか

AGAの薬には副作用はあるの?

風邪薬などの他のお薬と同様にAGA治療薬にも副作用があります。特に発毛薬として処方されるミノキシジルは元々血管を拡張して血圧を下げるための血圧降下剤として開発されたものですので、循環器系に重篤な副作用が出る場合があります。その為、必ず医師の診察の上で服用の可否を確認し処方を受けて下さい。

AGA治療薬の費用は1ヶ月どのくらい?

一般的に投薬治療(内服薬2種+外用薬1種)での相場は10,000円~30,000円程度です。

銀座総合美容クリニックで行うAGA治療は、現状の頭髪状態を維持する治療と発毛を目的とした治療を以下の通りご用意しております。

治療内容 費用 内訳
初めて受診される方 1,000円(税込)/月 カウンセリング

初診料
進行予防の内服薬
発毛を促す内服薬
2ヶ月目以降の方
維持する治療
2,000円
~7,150円(税込)/月
進行予防の内服薬(フィナステリド / デュタステリド)
2ヶ月目以降の方
生やす治療
9,700円
~19,250円(税込)/月
進行予防の内服薬(フィナステリド / デュタステリド)

発毛を促す内服薬(ミノキシジル)

AGAの進行具合や体調などで治療薬の濃度が変化することや治療薬の組み合わせを変えますので、医師にご相談ください。

SP 銀座総合美容クリニック(AGA相談の銀クリ) 無料カウンセリングのご予約 銀座総合美容クリニックでは、無料カウンセリングを対面・オンラインともに常時承っております。無料カウンセリングではその方々の状態を拝見の上、AGA治療の方法や効果・副作用、また効果発現の目安などについてもご説明させていただきます。

 

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記事の監修医師について

銀座総合美容クリニック 院長正木 健太郎

銀座総合美容クリニック院長
正木 健太郎

【略歴】

  • 平成14年 岡山大学医学部卒
  • 平成20年 銀座総合美容クリニック 開院

【所属学会】

  • 日本形成外科学会 正会員
  • 日本臨床毛髪学会 正会員
  • 日本再生医療学会 正会員
  • 日本美容外科医師会 正会員

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