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抜け毛が多いのはどの季節?季節性の抜け毛の原因と対策を徹底解説

髪の毛は1年中同じペースで抜けるわけではなく、季節によって抜ける量に差があります。1年の中で最も抜け毛が多くなる時期は「秋」であり、その次に多いのが「春」と言われています。

季節の変化によって起きる抜け毛の多くは、寒暖差や紫外線など気候の変化に伴う一時的な生理現象です。多くの場合、1〜3ヶ月程度で落ち着くため過度に心配する必要はありません。

この記事では、公的機関や学術研究のデータをもとに、抜け毛が増える季節ごとの原因や今すぐできる季節別の抜け毛予防や対策まで分かりやすく解説します。

この記事で分かること
  • 抜け毛は秋が最多で春にも増えやすい
  • 季節性の抜け毛は1〜3カ月で落ち着く
  • 秋は紫外線や寒暖差などが主な原因
  • 春は換毛期や花粉・ストレスが影響
  • AGAとの違いを見極め適切に対処する
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抜け毛が多い時期はいつ?

人間の髪は、生えては抜けるという生え変わりのサイクルを繰り返しています。そのため個人差はありますが、正常な頭皮環境でも1日あたり50~100本ほどの髪が自然に抜けます。

しかし、特定の時期によっては抜け毛が一時的に増え、通常の2~3倍の量抜けることもあります。特に抜け毛が増えやすいとされる時期は秋で、その次に多いのが春と言われています。

順天堂大学の研究によると、3〜4月に掛けて抜け毛が少ないのに対し、10〜11月頃は1日平均140本と一過性に急激に多く抜けることが確認されました。

研究:順天堂医学会学術集会『脱毛性疾患の病態と治療』

また、スイスのチューリッヒ大学による論文では、髪が休止期を迎える割合は夏に最大となり、タイムラグを経て秋に最も抜け毛が多くなることが確認されました。さらに、春にも2番目のピークが現れることが確認されています。

研究:健康な女性における脱毛の季節性

季節別の抜け毛が増える原因

秋と春に抜け毛が増えることが研究結果などから記されていますが、どういった原因で増えるのでしょうか。下記でそれぞれの季節毎の原因を紹介します。

秋に抜け毛が増える原因

秋が1年の中で最も抜け毛が増えると言われるのは、3つの原因があります。

夏の紫外線の蓄積

夏場の頭皮は強力な紫外線を浴び肌の表面を覆う皮脂膜が酸化したりすると、毛母細胞にダメージが与えられ頭皮環境の悪化を招きやすくなります。

実際に気象庁のデータを見ても、紫外線の強さ(UVインデックス)は夏場(7〜8月)に年間最大(「強い」〜「非常に強い」レベル)となることが分かります。

気象庁ホームページ「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ(つくば)」

出典:気象庁ホームページ「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ(つくば)」

この夏場の紫外線によるダメージは即座に現れるのではなく、蓄積されて約3ヶ月程度のタイムラグがあるため秋に髪が抜けやすくなります。

また、頭皮に紫外線が当たると毛根が光老化を起こし、髪の成長に必要なタンパク質の合成を阻害するため抜け毛が増えるといわれています。さらに、強い紫外線は髪の主成分である「ケラチン」というタンパク質を分解してしまいます。その結果、髪を保護するキューティクルが傷つき、乾燥やパサつき、切れ毛の原因となります。

加えて、頭皮が日焼けすると炎症や乾燥を引き起こし、かゆみが生じたり毛根の働きが弱まることもあります。

寒暖差

秋口にかけて外気が冷え込み、寒さや寒暖差によって頭皮環境が大きく変化します。

秋は1年の中で寒暖差が大きい季節のため、自律神経のバランスが崩れると交感神経が優位になって頭皮の血管が収縮してしまいます。その結果、血行が悪くなって毛根に栄養が届きにくくなり、成長期にある髪の毛が十分に育つ前に抜けてしまうことがあります。

また、気温が低下することで頭皮の皮脂分泌量が減少し、乾燥に拍車がかかるのも抜け毛の一因です。

花粉

秋はヨモギやブタクサなどの花粉が飛ぶため、アレルギーにより付着した花粉で刺激され頭皮にトラブルが発生して抜け毛が増える方もいます。

春に抜け毛が増える原因

秋に次いで2番目に抜け毛が増えやすいのが春です。春は新しい髪が芽吹く時期ですが、同時に抜け毛も目立ちやすくなります。

換毛期

冬の間、私たちの頭皮は寒さから身を守るために毛髪を多く保持します。春になり気温が上昇し始めると、体は不要となった余分な毛髪を落とすため春に抜け毛が多くなると言われています。春は新しい髪へと生え変わろうとする換毛期が起きやすい時期であり、動物が季節に応じて毛皮を替えるのと似たメカニズムと言えます。

花粉

秋と同様にスギやヒノキなどの花粉アレルギーによって頭皮に炎症が起き、抜け毛の誘因となる場合があります。

環境の変化

進学、就職、転勤などに伴う環境の変化が多い時期であることから、緊張によるストレスを過剰に感じ、自律神経のバランスが乱れやすくなります。ストレスを受けると頭皮の血管が収縮し、髪へ栄養が行き渡りにくくなるとされています。

また、人はストレスを感じると抵抗するために副腎皮質から「コルチゾール」というホルモンを分泌します。このコルチゾールには男性ホルモンを活性化させる作用があり、髪の成長を妨げて抜け毛を促す可能性があります。

さらに、ストレスを受けると体内に「活性酸素」が発生します。体を酸化から守るためにビタミンやミネラルが大量に消費されるため、髪の生成に回されるはずの栄養素が不足し髪が育ちにくくなることもあります。

その他の季節による抜け毛の原因

皮脂や汗の増加

梅雨から夏にかけての気温や湿度が高い時期は大量に汗をかくため頭皮が不潔になりがちです。皮脂や汗の分泌量が増加すると湿った環境を好む皮膚常在細菌が繁殖し、菌のバランスが崩れて炎症を起こすなど頭皮環境の悪化による抜け毛リスクが増加します。

また、汗をかくことで頭皮の水分が奪われて乾燥すると、頭皮の健康を維持するための必要な皮脂が減少して頭皮が外部刺激を受けやすくなることもあります。

エアコンによる血行不良と乾燥

冷房による体温低下は血行不良を招きます。また、冷暖房により湿度が下がると頭皮が乾燥してしまい外部の刺激によるダメージを受けやすくなります。

季節性の抜け毛かAGAか見極めるポイント

抜け毛が多いと感じたとき、それが一時的な季節性のものなのか、AGAなどの治療が必要な薄毛なのかを見極めることは非常に重要です。

まずは以下の比較表で、主な違いを確認してみましょう。

比較項目季節性の抜け毛AGA(男性型脱毛症)
抜け毛の範囲頭部全体からまんべんなく抜ける特定の部位(生え際・つむじ)から進行する
抜けた毛の状態太く長い毛が中心細く短い毛、産毛のような毛が多い
毛根の形丸く膨らんでいる形がいびつ、小さい、付着物が多い
継続期間1〜3ヶ月程度でおさまる進行性のため、放置しても改善しない
家族歴関係なし父親・祖父などに薄毛が多いとリスク高

季節性の抜け毛は、頭部全体の密度がわずかに下がることはあっても局所的に地肌が露出するほどの変化は起こりません。

また、季節性の抜け毛は一時的な身体の適応反応ですがAGAは進行性の脱毛症であり、自然治癒することはありません。

「特定の部位だけ地肌が見えてきた」「数ヶ月経っても抜け毛がおさまらない」といった場合はAGAの可能性が高いため、自己判断せずに薄毛治療の専門クリニックへ相談することが必要です。

AGAとは?抜け毛や薄毛の原因と治療法

季節別の抜け毛を防ぐセルフケア

季節の変化によって起こる抜け毛を抑えるためには、その季節特有のダメージを蓄積させない対策が極めて重要です。特に、1年で最も抜け毛が増える「秋」の抜け毛を防ぐための夏に行うケアと、寒さや乾燥から頭皮を守り「春」の抜け毛を防ぐための冬に行うケアを詳しく解説します。

夏に行う、秋の抜け毛を防ぐケア

夏に受けたダメージは、約2〜3ヶ月後の秋に大量の抜け毛となって表れます。秋の抜け毛を最小限に抑えるためには、夏場の対策が重要となります。

  • UVスプレー・ミストの活用: 外出前に髪・頭皮用のUVカットスプレーを使用し、汗で流れたらこまめに塗り直しましょう。
  • 帽子や日傘の着用: つばの広い帽子や遮光日傘で物理的に日差しを遮ります。
  • 海やプール後はすぐに洗い流す:海水やプールなどの塩素がついたままの髪を放置すると頭皮環境が悪化するため、早めにシャンプーで洗い流しましょう。
  • 寝具を清潔に保つ:夏場は汗や皮脂の分泌が増え、枕などの雑菌が繁殖しやすくなります。枕カバーなどをこまめに洗濯しましょう。
  • こまめな水分補給:夏場は頭皮の温度が上がりやすく、体温調整をするために水分補給は重要で過剰な皮脂分泌を抑え、頭皮環境の悪化を防ぎます。
紫外線で抜け毛は増える?紫外線と薄毛の関係と対策について

冬に行う、春の抜け毛を防ぐケア

冬の乾燥や寒さによる血行不良は、春先の抜け毛や頭皮トラブルを引き起こす原因に繋がります。

  • 頭皮用ローション・オイルの活用:洗髪後はスキンケア同様、頭皮専用のローションやオイルで水分・油分を補給します。
  • ぬるま湯(38℃前後)で洗う:冬場は熱いお湯で洗いたくなりますが、熱いお湯は頭皮に必要な皮脂まで奪い乾燥を悪化させます。そのため、ぬるめのお湯で優しく洗いましょう。
  • 加湿器で湿度管理:室内では加湿器を使用し、頭皮や髪の水分を守る50〜60%程度な湿度を保ちましょう。
  • 頭皮マッサージと適度な運動:日中に軽く体を動かしたり、お風呂上がりなどに頭皮マッサージを行ったりして毛根へ酸素と栄養を行き渡らせます。

季節の変化による抜け毛は一過性

季節の変化によって抜け毛が増えるのは、紫外線のダメージや気候の変化に伴う身体のよくある一時的な生理現象です。数ヶ月で改善することも多いため過度に心配しすぎず、季節に応じた適切なケアから始めてみましょう。

ただし、3ヶ月以上抜け毛が治まらない場合や季節関係なく抜け毛が増えるなどの場合は、別の症状の可能性があります。気になる症状が続くときは放置せず、早めに専門クリニックへ相談してみましょう。

銀座総合美容クリニックではAGA専門クリニックとして「常に患者さん目線でのクリニック運営」「患者満足度のより高いAGAクリニックを目指す」をクリニックの運営理念に掲げ薄毛に悩む患者様と日々真摯に向き合っており、無料カウンセリングを対面・オンラインともに常時承っております。

季節の抜け毛に関するよくある質問

季節によって増える抜け毛についてよくある質問をまとめました。

季節の変わり目に抜け毛が増えるのはなぜですか?どのくらいの期間続きますか?

生え変わりの自然現象と環境によるダメージが主な原因で、期間は1〜3ヶ月程度で治まります。

季節の節目には、新しい髪を育てるために古い髪が一斉に抜ける換毛期のような自然なメカニズムがあります。これに加えて、夏の紫外線ダメージや寒暖差・ストレスによる自律神経の乱れが重なることで抜け毛が増加するといわれています。このような症状は一過性の生理現象ですので、基本的には過度に心配する必要はありません。

秋に抜けた髪は、いつ頃新しく生えてきますか?

ヘアサイクルによって翌年の春先に新しく生えてきます。髪には抜けた後に「休止期」という約3〜4ヶ月の準備期間があります。そのため、秋に抜けた髪の多くは冬の間に頭皮の下で育ち、春先にかけて頭皮の表面に新しい元気な髪として生えてきます。

季節性の抜け毛を少しでも減らすために、今すぐできる対策は?

簡単に取り入れられる効果的な対策は、「紫外線対策」と「洗髪のお湯の温度の調整」です。

頭頂部や分け目は直射日光を受けやすい部位のため、つばの広い帽子や遮光日傘で物理的に日差しを遮ったり、外出前に髪・頭皮用のUVカットスプレーを使用し汗で流れたらこまめに塗り直しましょう。

また、洗髪の際のお湯の温度は冬場は熱いお湯で洗いたくなりますが高温のお湯は頭皮に必要な皮脂まで奪い乾燥させます。そのため、38℃前後のぬるま湯で洗うことが大切です。

市販の育毛シャンプーを使えば、季節の抜け毛を完全に防ぐことはできますか?

完全には防げません。ただし、抜け毛の悪化を防ぎ健康な髪を育てる土台作りとして重要です。

季節性の抜け毛は紫外線や寒暖差といった自然現象が原因となることが多いため、シャンプーだけで完全に防ぐことは困難です。しかし、肌に合ったシャンプーで頭皮環境を整えておくことは、次に生えてくる健康な髪を育てるための大切な基盤となります。

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