主なカテゴリ

AGA治療で血液検査が必要な理由とは

AGA治療を始めるには事前にいくつかの検査があります。その中には、血液検査も含まれます。

まずAGA治療を行う前にはなぜ髪が薄くなっているかをしっかりと確認する必要があります。理由としては多くの方はAGAと呼ばれる男性型脱毛症で髪が薄くなるケースに該当しますが、中には甲状腺異常などの内科的疾患により髪が薄くなるケースもあるからです。

そして髪が薄くなる原因によってその治療法も全く異なります。血液検査の結果で甲状腺異常などの内科的疾患により薄毛症状がもたらされた方は、AGAクリニックで処方される薬で治療しても薄毛の症状は改善しません。内科や内分泌科などの専門医にかかり、原疾患を治療することが薄毛の治療改善に繋がります。故に薄毛の治療を始める前にはその原因を明確にする為の診察や検査が非常に重要となるのです。

AGAかどうかについては、医師が対面診療で問診、視診、触診を通じて現在の状況やこれまでの経緯をしっかり確認することでAGAかどうかの診断が可能です。なおオンライン診療の場合はカメラ越しの診察となるので対面診療に比べるとやはり精度は劣ります。

また、それに加え銀座総合美容クリニックでは独自のAGA検査「SCAVISION(スキャビジョン)」を導入しており紫外線を用いた3D撮影にて600枚の頭皮撮影を行う事で、15項目の薄毛指標を検査しAI予測と特許技術の比較技術で精度の高いAGAの診断を行います。この検査は当院で治療を受ける全ての方にご利用頂きます。

SCAVISION(スキャビジョン)について詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.gincli.jp/scavision/

その後、AGAと確定診断を受けた患者様は治療を開始する際に血液検査にて体調面の確認を行います。この検査は患者様にとって重要な検査です。肝機能や腎機能の数値を確認することでその方の健康面としてAGA治療薬を服用可能か、また治療薬を服用してから副作用の発現リスクがないか等を事前に把握することが可能となります。

AGA治療において血液検査はとても重要な必ずやるべき検査です。その重要な血液検査について詳しく解説を致します。

この記事で分かること
  • AGA治療に血液検査が必要な理由とその重要性
  • 血液検査で判明する他疾患による脱毛の可能性
  • 肝機能数値からAGA治療薬の処方可否を判断
  • 治療薬の代謝状況から効果の予測を行う意義
  • 診察のみの治療に潜むリスクと検査の必要性
AGA・薄毛治療は医療機関へ相談を|銀座総合美容クリニック AGA・薄毛治療は医療機関へ相談を|銀座総合美容クリニック

AGA治療の血液検査で分かること

AGA治療に血液検査が必要なのは、他の疾患を見極めて適切な治療方針を立てるためです。これにより、AGA以外の薄毛原因や治療薬の安全性など、重要な情報を把握することができます。

血液検査で分かること1:AGA以外の薄毛の原因

血液検査ではヘモグロビンの値や、赤血球の大きさであるMCVや甲状腺ホルモンの数値等がわかります。それらが低いと内分泌疾患に伴う脱毛症を引き起こす可能性があります。

鉄欠乏性貧血による脱毛症の確認

鉄欠乏性貧血による脱毛症とは、血中の鉄分が不足することで起こる薄毛症状です。血液検査でヘモグロビンやMCVの数値を確認することで、この可能性を判断できます。

名称 数値 基準値
ヘモグロビン 12g/dl未満 成人男性13g/dl以下
成人女性12g/dl以下
MCV 60-70fl 80~102fl

ヘモグロビンやMCVの血液検査の結果が基準値よりも低い場合、鉄欠乏性貧血による脱毛症の場合があります。なお、ほとんどが無症状と言われており、症状が強くなると集中力ややる気の低下などが観察されます。

甲状腺ホルモン異常による脱毛症の確認

甲状腺ホルモン異常による脱毛症とは、ホルモンの過剰・不足によって代謝が乱れ、抜け毛が増える症状です。血液検査でTSHやT3・T4の数値を確認することで発見できます。

検査項目 基準値
甲状腺刺激ホルモン(TSH) 0.35~4.94(μU/ml)
T4 4.87~11.70(μg/dl)
遊離型(free)T4 0.70~1.48(ng/dl)
T3 0.58~1.59(ng/ml)
遊離型(free)T3 1.71~3.71(pg/ml)

甲状腺の検査によって上記の数値が高すぎたり低すぎたりすると、甲状腺に関して何らかの異常が発症している可能性があります。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうと、必要以上に新陳代謝が上がってしまうバセドウ病も考えられ、脱毛症を伴う場合があります。

血液検査で分かること2:肝機能低下の有無

血液検査で貧血や肝臓の異常、腎臓の異常、高脂血症、糖尿病などを発見することができますが、特にAGA治療を行う際に注意したいのは肝臓の数値です。

項目 基準値
AST (GOT) 7~38 IU/L
ALT (GPT) 4~44 IU/L
γ-GTP 男性:80 IU/L以下
女性:30 IU/L以下

AGA治療は一般的に投薬治療になりますが、処方される薬の中には「フィナステリド」や「デュタステリド」といった治療薬が使われます。AGA治療に限らずですが、一般的に薬は肝臓で代謝されるため、肝臓に大きな負担を掛けて別の疾患に繋がる可能性があります。

血液検査でわかること3:AGA治療薬の効果予測

前述の通り、血液検査では血中のヘモグロビンや甲状腺、肝機能に関するさまざまなデータが数値で見ることが可能です。医師がフィナステリドやデュタステリド等といった肝臓で代謝されるAGA治療薬を処方する場合、その数値を確認して、治療薬が代謝されすぎないか、または代謝されずに効果が発揮されないかなどをチェックします。

もちろん、薬の効果は体質との関係やAGAの進行状況によっても異なるので、数値だけでは予測の範囲を超えませんが、ある程度は効果の予測を立てることは可能です。

AGA治療における血液検査の必要性

血液検査からAGA治療に必要な多くのデータが把握できることをお伝えしましたので、実際にAGA治療における血液検査の必要性を下記にまとめます。

AGA治療の必要性

薄毛治療というと一般的にはAGA(男性型脱毛症)を真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれませんが、薄毛になる理由は何もAGA(男性型脱毛症)だけとは限りません。生活習慣の乱れによって抜け毛が増えてしまっている人もいれば、鉄欠乏性貧血やバセドウ病(甲状腺機能亢進症)などの病気でも脱毛の症状がみられます。

AGA治療を始める前に血液検査が必要なのは、AGA以外の脱毛原因を排除して適切な治療を行うためです。脱毛の背景には貧血や甲状腺異常などの疾患が隠れている場合があるため、検査が欠かせません。

AGAクリニックで処方されるフィナステリドやデュタステリドなど5α還元酵素阻害薬といわれる薬は、AGA(男性型脱毛症)の薄毛の症状にしか効果を発揮しません。その為、薄毛の原因を診察以外で消去法的に血液検査のデータから絞ることが出来るため、AGAの可能性を考慮した上で治療を開始することが可能になり、治療自体が無駄になってしまう可能性がなくなります。

このことから、血液検査はAGA治療にとって非常に重要な判断材料だと考えられます。

AGA治療の方針決定

肝臓の数値が悪いことで内服薬治療の可否が決まります。数値が問題ない場合にはフィナステリドやデュタステリドなどのAGA治療薬が処方が可能ですが、血液検査の結果によっては処方できない可能性があります。AGA治療の方針を決める上でも、血液検査は不可欠な判断材料です。肝機能が悪ければ内服薬を避け、別の治療法を選択する必要があるためです。

AGAクリニックの血液検査の方法

AGAクリニックの血液検査の方法は、一般的な健康診断などで採血するタイプと同じで、看護師により血液を採取して約7~10日前後で分析結果が分かります。その結果をもとに、医師がAGA治療薬を処方するかしないかを判断します。

なお、クリニックにより血液検査費用は異なりますので、直接医療機関にお問い合わせください。

AGA治療における血液検査の意義

AGA(男性型脱毛症)を治療するためには、さまざまな検査によって患者様の状態を医師が把握する必要があります。

最近では血液検査をせず、カウンセリングのみ行いAGA治療薬を処方するAGAクリニックも増えてきました。事前に患者様の情報なく処方されたAGA治療薬を服用することはリスクの高い選択です。AGA治療を行うのであれば、血液検査の結果をもとに治療薬の濃度調整を行う医療機関を選択すると、安心して治療を継続できるでしょう。

銀座総合美容クリニックでは「常に患者さん目線でのクリニック運営」「患者満足度のより高いAGAクリニックを目指す」をクリニックの運営理念に掲げ薄毛に悩む患者様と日々真摯に向き合っており、無料カウンセリングを対面・オンラインともに常時承っております。

AGA治療の血液検査に関するよくある質問

最後に、AGA治療の血液検査に関するよくある質問に回答します。

AGAの血液検査はどこで受けられますか?

AGAの血液検査は、主にAGAクリニックなどで受けられます。AGA検査キットを使用すれば、自宅でも実施することは可能ですが、その結果を自分自身でどう理解し判断するかは難しいです。また、医師による診察がなければAGAかどうかの判断ができません。そのため、AGAクリニックで血液検査を実施することをおすすめします。

AGAの血液検査を受けるべきタイミングはいつですか?

血液検査は、AGAの治療を始める前に行うのが理想的です。AGA治療薬は内服薬での治療がメインとなる為、他の薬と同様に肝臓などに負担が掛かる場合があります。肝機能を確認することで安全に治療を進められます。なお、銀座総合美容クリニックでは、初回カウンセリングと医師による診察の後に血液検査を行います。

AGAの血液検査の費用はどれくらいですか?

AGAの血液検査の費用は、クリニックや検査内容によって異なりますが、一般的には5,000円〜15,000円程度が相場です。銀座総合美容クリニックでは、5,500円(税込)で血液検査を実施しております。

SP 銀座総合美容クリニック(AGA相談の銀クリ) 無料カウンセリングのご予約 銀座総合美容クリニックでは、無料カウンセリングを対面・オンラインともに常時承っております。無料カウンセリングではその方々の状態を拝見の上、AGA治療の方法や効果・副作用、また効果発現の目安などについてもご説明させていただきます。 PC 銀座総合美容クリニック(AGA相談の銀クリ) 無料カウンセリングのご予約 銀座総合美容クリニックでは、無料カウンセリングを対面・オンラインともに常時承っております。無料カウンセリングではその方々の状態を拝見の上、AGA治療の方法や効果・副作用、また効果発現の目安などについてもご説明させていただきます。

© GINZA GENERAL BEAUTY CLINIC. All Rights Reserved.

ページトップへ戻る