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第10回アジア植毛外科学会(AAHRS 2026)に当院医師が参加しました

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2026年8月、タイ・チェンマイで開催された「第10回アジア植毛外科学会(AAHRS 2026)」に、
当院医師が参加しました。

本学会への参加について、担当医師によるレポートをご紹介します。

学会公式サイト

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銀座総合美容クリニック
院長 正木健太郎

植毛の国際学会で見えてきたこと
当院の植毛部門が大切にする4つの視点

2026年8月、タイ・チェンマイで開催された「第10回アジア植毛外科学会(AAHRS 2026/Asian Association of Hair Restoration Surgeons)」に、当院の植毛部門の医師が参加しました。今回のテーマは「MEGA TREND IN HAIR RESTORATION SURGERY(植毛医療の大きな潮流)」。脱毛症の診断から、生え際のデザイン、採取・移植の技術、術後の管理まで、3日間にわたり世界各国の植毛医が知見を共有する場です。

10月29日の植毛部門開始を控え、学会で得た学びのうち、患者様にも関わりの深い内容を4つご紹介します。

1.手術の前に「本当に植毛が合っているか」を見極める

学会でまず強調されていたのは、手術の技術そのものよりも「植毛が適しているかを見極めること」の重要性でした。薄毛に見えても、炎症を伴う脱毛症や、髪をつくる組織が壊れてしまう瘢痕性の脱毛症が隠れていることがあり、その場合は植毛を急ぐべきではありません。当院では、カウンセリングの段階でマイクロスコープによる頭皮の観察を行い、植毛が適した状態かどうかを医師が確認したうえでご提案します。「植毛をおすすめしない」という判断も、患者様にとって大切な診療のひとつだと考えています。

脱毛症の診断と治療選択に関する講演
脱毛症の診断と治療選択に関する講演

2.生え際は「わざと不揃いに」設計する

自然な生え際は、一直線でも左右対称でもありません。学会では、顔立ち・年齢・将来の脱毛の進み方を踏まえ、生え際の中央部と左右の角を分けて設計し、意図的に小さな揺らぎをつくることで自然な印象を生む考え方が紹介されました。最前列には1本毛の株を配置し、その後方に複数本の株を使って密度感を出す——こうした「株の使い分け」は、当院のデザインの基本方針でもあります。

生え際デザインについての実演・解説
生え際デザインについての実演・解説

3.生着率は「チームの工程」で決まる

採取した毛包(グラフト)は、体の外にある時間が長いほど、また乾燥や圧迫を受けるほどダメージを受けます。学会では、植毛を一人の医師の技術ではなく、採取・保存・株分け・受け渡し・植え込みまでの連続した工程として捉え、各工程の小さなロスを減らすことが生着率を左右する、という考え方が示されました。当院では、グラフトの体外時間や保存温度を記録し、医師と看護師が同じ基準で工程を管理する体制を整えています。

グラフト装填を担う看護師チーム
グラフト装填を担う看護師チーム

4.実際の手術を見学し、運用に反映

最終日には、チェンマイ大学医学部附属病院で行われたライブサージェリーを見学しました。採取時に患者様の体位や頭皮の牽引を調整して毛包の損傷を防ぐ工夫、株を装填する担当と術者へ渡す担当を分けた分業体制など、文献だけでは分からない運用上の工夫を確認できました。これらは、当院の手術室の物品選定や模擬手術で検証したうえで、院内の手順書に落とし込んでいきます。

Live Surgery Workshopでの手術見学
Live Surgery Workshopでの手術見学

学び続けることが、患者様への責任

植毛は、機器や新しい技術だけで結果が決まる治療ではありません。診断、デザイン、採取、グラフト管理、植え込み、そして術後の既存毛の維持まで、すべての工程の積み重ねが仕上がりをつくります。当院は、国内外の学会への参加と情報交換を続け、日本の患者様に適した形で学びを取り入れ、手術の質を高めてまいります。

※自毛植毛は自由診療(保険適用外)です。手術には腫れ・内出血・一時的な脱毛(ショックロス)などのリスクがあり、発毛の経過には個人差があります。費用・リスク・副作用については、カウンセリング時に医師が説明いたします。

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