亜鉛欠乏症は亜鉛の摂取不足、吸収障害、代謝障害等で発症する疾患です。 乳児の吸収障害による亜鉛欠乏症では、出生後口囲、陰部、肛囲等の開口部を中心とする発疹、下痢、脱毛等を伴います。 代謝障害による脱毛症は一般に瘢痕や皮膚病変を伴わず、亜鉛欠乏症の場合髪はびまん性に粗毛となり、一本ごとの毛髪も非常に脆弱です。 AGAとはその発症年齢や病歴・症状も大きく異なることから鑑別は容易です。 記事の監修医師正木 健太郎銀座総合美容クリニック 院長【略歴】 ・平成14年 岡山大学医学部卒 ・平成20年 銀座総合美容クリニック 開院 【所属学会】 ・日本形成外科学会 正会員 ・日本臨床毛髪学会 正会員 ・日本再生医療学会 正会員 ・日本美容外科医師会 正会員 監修医師の詳細情報